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「底上げと戦術理解」

いよいよGW突入!ここではどのチームもTRMやカップ戦などに参加し、チームを鍛え上げる機会としている。うちのチームも3つのカップ戦に参加する。その第1弾が、4月29.30日、宇土マリーナグランドで行われたフォルサさんのカップ戦。1日目は4.5.6年で出場して4試合。2日目は3.4年と5.6年に分かれてそれぞれ3.4試合行った。

1日目は雨の中でのゲーム。今、ボールを止める、蹴ることをテーマにトレーニングを行ってるけど、ピッチコンディションが悪くてうまくボールが回せない。当然、状況に合わせてやることを変えていかないといけない。ボールを強く蹴ることや球際で負けないことは今までもやってきたことなので、その部分を付け加えてコーチングした。2日目、雨はやんだけど、ピッチコンディションは変わらない状態。ゲームの中でやることは1日目と継続。

結果は・・・1日目は2勝2敗。2日目は3.4年も5.6年も3敗し、最後に5.6年がBチーム相手に勝っただけ。結果を出すことができなかった。

このカップ戦を通じて感じたことが2つ。

まず1つめが、個人差があるということ。これって集団でやってれば必ずあるもの。どんなスポーツにも、そしてスポーツ以外の様々な場面であることだから、仕方ない。じゃあ、この集団をどうやって引き上げればよいか。大会に参加してゲームに出場するのは、おそらく8から多くて12人程度。そこだけを鍛え上げればチームとしてはいい結果を残せるかもしれない。でも、同じ集団でトレーニングするわけだから、この8~12人以外のプレーの質が上がらないと、チーム全体のトレーニングの質が上がらない。今回のカップ戦では、たくさんの選手がゲーム経験を積むことができた。「底上げ」のためにも、よい機会だったと思う。

もう1つが、戦術理解に差があるということ。このことについても仕方がないと思ってる。だって、チームに上がったばかりの3年生や今年度からチームに加入してくれた子どもたちには何も教えてない。例えば・・・、攻撃は幅と深みをもって、守備は集結する。攻撃ではゴールを奪うことが目的で、そのためはプレーの優先順位がゴール方向であること。守備の目的は相手からボールを奪ったり、ゴールを守ったりすること。そのためには1stDFでボールに寄せ、2edDFはチャレンジやカバーをする。

DFラインに穴が空けば、前線の選手がその穴を埋める、等々・・・。今回、どう動いていいか分からないと感じた子が多かったじゃないかな?でも、「基本戦術」が理解できれば、ある程度正しいポジショニングができる。

「底上げ」と「戦術理解」 この2つをGW残り2つのカップ戦でやり込んでいこう!