今日は3年生7人、4年生1人、6年生4人の計12人が一緒にトレーニング。
テーマは『ポゼッション』
ウォーミングアップはコーンとマーカーで菱形にかたどってパス&コントロール。
3,4年生に合わせて距離は若干短めに、そして正確に斜め前の進行方向にボールを運びターゲットに正確なパスを蹴ることを求める。
6年生は低学年に合わせた事もあり余裕を持ってプレーしてる。しかし、たまにパスがズレることも。
そういう時は軸足の位置や向き?キックする足の面?どこかに問題が…。声かけをすれば6年生は自分で気付いてくれる。
3,4年生はボールを伴うプレーよりもボールオフから動き出すタイミングやバックステップにいい動きがみられ、そこを褒めてあげると目に自信がみなぎる。
最近の指導の反省点として、ドリルトレーニングにリアリティを持たせ試合を意識した(近づけた)動きにすることに欠けてたこと。
コーンは試合の時の何なのか⇒相手DF。
ゆっくり動き出すと相手を振りきってプレーが出来るのか?などをしっかりと伝え、1人1人に試合を想定した動きを求めてトレーニングを行った。
するとミスは多少あるもののコーチが求めるプレーにチャレンジする子が増えて、ダイナミックなプレーが多くみられた。
そして6年生のプレーは、3,4年生には良いお手本。
コーチの説明よりも上手く伝わるようだ。
次のトレーニング1では、20m×25mの縦長グリッドで3対3のラインゴール。
ボールを失わないことを大切にしながらもゴールを目指す。
だけど失わないことに重きが行き、前が空いていてもDFが近づいてくると味方に横パスを出すシーンが多く見られ、中々前に進めない。
ピッチの中ではプレッシャーの度合いが厳しく感じるのだろう。
シンクロコーチングで、前に進めるシーンと進めないシーンをジャッジしながら、前進することへの高い意識づけを求めていった。
また、パスの出し手からDFの裏を狙う受け手へ絶妙なタイミングのパスが数シーン見られた。3対3の少人数とは言え、このシーンが数回見られるのは、普段から下のカテゴリーで要求されているのだろう。今後が楽しみだ(^^♪
最後は皆が大好きなゲームを3チームに分かれて4対4。
6年生があえて個人の推進力を抑えてパスを配球する側に回ってくれている。
だけどピッチが大きくなると見るエリアが広くて、3,4年生はさっきのようにはスペースを上手く使えない。
フリーズして、1人1人がどんな動きをすると相手はどの様にポジションをとるのか?ゴールに迫る為に1番いいポジションなどをじっくりと問いかけてみた。
また、テーマとは異なるが、3,4年生の守備の切り替えの速さやボールを持ってる人の縦ラインを断つ優先順位に基づくプレーがキラリと光る。ほぼ全員がその動きにタケている。
これも下のカテゴリーの指導効果だろう。
そして、今日は6年生にとっては若干負荷が少なかっただろうが、3,4年生のプレーを上手に引き出しフォローしてくれていた。
如何なる時もチーム力を上げるために全力を発揮する。
もうすぐ卒業する6年生に頼もしさを感じるトレーニングとなった。