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「ピッチ上だけでは見えないもの」

GWカップ戦第3弾!5/5.6はいつもお世話になっているエスペランサさん主催のカップ戦に参加。昨年度も参加させてもらい、いろいろなチームに鍛えていただいた。今回もGW最後の仕上げにと思い参加を決めた。しかも、U12とU10の2チーム参加したので、たくさんの経験をさせてもらうことができた。

残念ながら悪天候のため、ピッチ状態が悪くあまりつなぐサッカーができなかった。でも、1対1の局面での球際の強さを見極めることができた。以前のブログでも触れたけど、判断やテクニック云々より、まずは戦う気持ちが大事。ギリギリまで走り切る!局面で体をぶつける!これができないと勝負には勝てない。ピッチ状態が悪かった分、そこの部分がよく見えたなあ。

U10の子どもたちは、よく戦ってた。もともとつなぐサッカーがあんまりできないので、ボールをもったら前へ前へと進んでいく。体の使い方も自然と身についてる子もいるので、簡単にボールを失わない。見ていて迫力のあるプレーが何度もあった。これでつなぐサッカーを覚えたら、いろんな選択肢があっておもしろいサッカーができそう。今後が楽しみ!!

U12の子どもたちは、正直個人差があった。当然、体の大きさ、強さ、スピードも関係あるんだけど、弾き飛ばされても、泥まみれになってもボールを追い続けられる子とそうでない子の違いがあった。ここの部分、どれだけ上げられるかな?

さて、サッカーの部分はこのぐらいで・・・。今回はチーム設立初の宿泊を伴う遠征だった。親元を離れ、仲間と一緒に協力しながら生活をした。たった1泊だったけど、子どもたちのいろんな面をみることができたな。ホテルでの過ごし方、荷物の整理、食事、風呂(シャワー)、洗濯物干し、寝具の準備等々、多分家ではやらないことがたくさんあるんだろうなと感じた。ホテルの別館で、他のお客さんはいなかったからいいものの、部屋で大きな声を出す子、出発時に忘れ物をする子(持ち物の整理ができていない)、食べ物の好き嫌い、シャワーを浴びた後の処理、ふとんのシーツのかけ方・・・。

特に気になったのが食事。まず、食べるのが遅い。学校では給食時間が決まってるはず。時間内に食べ終わてるのかな?家ではどうしてるんだろう?好き嫌いも多い。家では自分の好きなものしか出ない、という子もいた。

確かに食を楽しむことは大切。でも、スポーツ選手として、もっと食の大切さを理解してほしい。フルコースの食事が理想。ごはんに主菜(肉や魚)、汁物、野菜等の食事を毎食とれるといいな。例えば、2日目の朝食には、サバの塩焼きと肉団子が出た。どちらもパワーの源となるたんぱく質だ。このどちらも食べられないっていう子がいた。家では別の食材でまかなってるのだろう。でも、給食や今回のような遠征では、出されたものを食べないといけない。今回は1泊だったけど、もっと長期の遠征になればそういったわけにはいかない。朝食は午前中のエネルギー、昼食は午後からのエネルギー、夕食は1日の疲れをとり、さらに体にパワーを与えるもの。食べて動いて、食べて動いて・・・。その繰り返しで強い体ができる。

今回、ピッチ上では見られない子どもたちの姿をじっくり見ることができた。このことは、こんどゆっくり保護者のみなさんにもお話ししたいです!