練習日誌

ボールを止める

梅雨明け真近のこの頃。日中はヤバイ暑さが続き、熱中症の心配もしてたけど、夕方はだいぶ気温も下がり、ちょうど良い気候となった。だけど…今まで以上にコマメに飲み物を入れながら、トレーニングを行った。

今日は3年生〜4年生で7人。
テクニックの中で、ボールを止めるテクニックを中心にトレーニング。

初めに2人一組で向き合い、ボールを足元で『ピタッ』と止める対面パスでスタート。普通のインサイドトラップではなく、足のインサイド面と地面でボールを挟んで止めるイメージで数本に1回は出来るようになった。
次は、同じく2人一組の対面で、1歩踏み込んで蹴れる所にボールをトラップ(止める)する事を求めたパス交換。さっきとは違い、インサイド面でボールの勢いを吸収させなければならない。クッションがきかずにコントロールが大きくなったり、インサイドの面がうまく作れず左右にブレたりと、これも簡単そうでそうはいかない。
けれど子ども達。
この地味なトレーニングに一生懸命ひたむきに向き合っている姿は凄い。そして素晴らしい。
サッカーを積み上げていく上で『ボールを止める』事は基本。ぜひ両足で思い通りに出来るように、粘り強く求めていきたい。

ウォーミングアップを終えると、次は5m×5mの正方形で鳥かご。中に鬼1人、コーナーに攻撃側3人を配し(4箇所のうちの3箇所に)、3人はコーナーでしかボールを受け取れないルールで、パスのコースをイメージする。
ウォーミングアップでやった2種類のトラップを使い分けてトライ。
相手がいる中でテクニックを発揮しながら、コーチからは『遠い脚でコントロール』『予測して移動』を求められる。
狭い正方形の中で周りの状況を観て判断できなければ、試合の広いコートでは、絶対に周りは観れない。コーチの要求に子ども達の脳みそはきっとクタクタに疲れたに違いない。

最後はコーチも入れて4対4(35m×25m)(GK+2DF+1OF)でゲーム。フィールドは3人しかいないので、ボールを持った時のDFの2人は攻撃参加しながらも、1人はカウンターにも備えられるポジションを意識させた。
ゲームではどうしても全員がボールに寄ってしまう。途中、プレーを止めながら攻撃側には、それぞれがボールに絡める距離をとって、どこまで広がれるか?ゴールを目指すなら、もっと良いポジションはないか?を問いかけながらゲームを行った。

今日のテーマ『ボールを止める』ことは、仲間でボールをキープ(ポゼッション)する上での基本となるプレー。
少しずつ、少しずつ、思い通りにプレーできるように積み上げていきたい。