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「ゲームの流れ」

6月3日(土)、いよいよ本年度の公式大会である「学童オリンピックサッカー大会」が開幕。県内140を超えるチームが16会場に分かれて1、2回戦が行われた。我々アマソレイアは2回戦からスタート。対戦相手はフリージアさん。熊本市内の強豪チームだ。

結果からいうと、残念ながら0-2で敗退。悔しい・・・。この大会に向けてGWもたくさん強化試合をしたんだけど、結果に結び付けることができなかった。

トーナメント戦なので、当然負けたら終わり。だから、ゲームプランとしてはまず失点を避けること。そのためのシステムで、メンバー配置をした。ゲームが落ち着くまでは自陣では無理をしないこと。ビルドアップもセーフティに行うよう指示。選手もそのことは分かってたはずなのに、開始早々に失点してしまった。自陣でのパスをカットされ、DFのギャップにパスを通されそのままゴール。ボールの失い方がよくなかったし、攻撃から守備の切り替えが遅かった。次の失点もサイドを崩されシュート。うちのGKがうまくはじいたけど、リバウンドを拾われ失点。前半5分ぐらいで2失点してしまったことで、ゲームプランが崩れてしまった。

そこで、システムは変えずにメンバー変更。攻撃に重きを置いた。そのことも選手は感じ取ったはず。少しずつゲームが落ち着き始め、うちのチームもボールを握れるようになった。ハーフタイムでは、得点のチャンスは必ず来るから、まずは落ち着いてプレーすること。よく観ていい判断をするよう伝えた。後半は、少し押され気味ではあったけど、決定的な得点の場面を作ることができた。残念ながら決めきれなかったけど・・・。そしてそのままゲーム終了。残念な結果に終わった。

ふり返ってみると、確かに0-2程度の力の差はあった。でも拮抗していたので、何か手はあったはず。2失点してメンバー変更したことはよかったと思う。早めにベンチが動いたことで、ゲームが落ち着いた。他に何かやれなかったかな?例えば、システムを変えるという方法もあったと思う。そうすると、ゲームの流れをもっといい方向に変えることができたかもしれない。でも、当然逆の場合もある。得点のチャンスもあったので、変えることのリスクもあった。

ゲームが落ち着くまで失点を防げていたら・・・。0-2からはやく1点返せていたら・・・。ゲームの流れは変わっていたかもしれない。「たられば」をいくらいっても仕方ないけど、ゲームの流れってやっぱりある。その流れを引き寄せる力がなかった。これは、当然選手もそうだし、指導者もそうだ。
今でもゲーム場面が浮かんでくる。ゲーム中やハーフタイムでもっといいコーチングができなかったか。流れを変える手立てが打てなかったか。これって真剣勝負のゲームでしか養えないもの。これからゲームでもっと勝ちにこだわっていこう。ゲームの流れをつかむ強さが選手にも指導者にも必要だ!