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「コーチからの要求」

今日は、1・2年のトレーニングについて。
トレーニングのテーマは変えてないけど、内容を大きく変えてみた。
まずは3人組のパス&コントロール。三角形なので、コントロールするときに少し角度をつけないといけない。つま先を上げることで足首は固め、ボールの真ん中をインサイドの真ん中でコントロールすることは今までと同じ。角度がつくところが違うんだけど、今日はインサイドの面を次にパスする方向に向けることだけを伝えた。パススピードが上がると、ほんとはそれだけじゃダメ。パスする方向に少し押さないといけない。そこまで要求すると体の使い方が関わってるので、しばらくはインサイドの面だけかな?うまくできるようになったら、要求を高めてみよう。
次は、三角形を崩して、動きながらパスを受けるようにした。動いているから、その方向にパスを出さないとずれてしまう。バスケットでは「リードパス」って言うみたいだけど、サッカーではあまり使わない言葉。今日はその部分だけ要求。ほんとはパスを受ける前に味方の動きを観ておいて、コントロールするときのボールの置きどころも意識しないといけない。これも次のステップかな?
以上がw-upで、次がTr1。Tr1は3対1のボール回し。よくいう「鳥かご」。ここでは、サポートの角度と距離について要求。これについては、今までも指導を積み重ねてきたけど、積み重なっていない子は全くポジションがとれない。ボールがどこに動いても、自分のポジションを変えようとしない子が結構いた。3対1だから、ほんとは攻撃側が有利で、簡単にボールを奪われちゃダメなんだけど、攻守が次々に入れ替わる。いい角度と距離でサポートしている子にパスが渡ると、ボールが奪われることがないんだけどなあ。そのことに気づいているかな?
Tr2は、5対5+3フリーマンのパスゲーム。普通のゲームと違ってゴールがないから、進行方向は味方のサポートがあるところ。もしくはスペースが空いているところ。だから、常に進行方向が変わる。ここでもいい角度と距離を意識してサポートすることを要求。このトレーニングも、要求すべきこと=keyfactorgarがたくさんある。これから少しずつ出していこう。
最後は3対3、2対2のゲーム。これは今までと同じ。それまでのトレーニングが生かされているところが少し見られた。サポートするときに角度、距離については意識している子が多かった。
コーチが1つのトレーニングで要求することはいくつかある。でも、それをいっぺんに全部要求しても、なかなか子どもたちには落とし込めない。コーチが要求することを整理して、重要なもの、あるいは簡単にできそうなものから落とし込んでいく。しばらくこのメニューでやるので、コーチが要求していることを確実に積み上げてこうね!