練習日誌

「ゲームからの逆算」

今日は、1・2年のトレーニングから。
前回までのトレーニング最後のゲームで、いろいろな課題が見えてきた。
攻撃面では、ボールを持つとただ前に運ぼうとするだけで、相手DFをかわそうとしないこと。だから、相手にぶつかってすぐにボールを失ってしまう。
守備面では、ある程度ボールを運べる相手に簡単にドリブルで抜かれてしまうこと。だから、ぼっこぼこにシュートを決められちゃう。
どちらの課題もこの年代にありがちだけど、昨年度から続けている子どもたちもいるので、これは改善してゲームの質を上げないといけない!

そこで、ゲームの前に1対1をした。8m×8mのグリットの中でボールを奪い合い、相手が守るゴールラインをドリブル突破したら勝ち、という簡単なオーガナイズ。攻撃、守備両面で、以前のゲームと同じような現象が起こる。
攻撃では、相手のいないところにボールを運び、相手がついてきたらターンをしてかわす。守備では、相手が左右にボールを運んでも必ず正面にポジションをとる。この2つをコーチングしていった。まだあまり上手にボールを運べない子も270°ターンをしてかわそうとしたり(かわせなかったけど・・・)、なんとかステップして相手の正面に立ってねばり強く守ろうとしたり(相手に寄せられなくて相手が蹴ったボールがお腹に当たったけど・・・)する姿か見られるようになった。コーチングで子どもの意識が少しずつ変わってきたのを感じた。いいぞ!

この意識が高まってくると、最後のゲームで子どもたちのプレーが変わる。今まで得点になかなか絡めなかった子がゴールを決めたり、ドリブルが得意な子からボールを奪ったりする現象が出てきた。いい傾向だ。直前のトレーニングがゲームに生きてるぞ!

当然、1対1→ゲームの前にいつもやってるコーディネーション、ボールフィーリング、ドリブル・キック(インサイド、インステップ)の反復トレーニングもやりました。

しばらく、このトレーニングをやっていこう。そして、1対1での局面にめどがついたら、味方をうまく使って攻める、一人じゃなくみんなで守る、ことをやっていこうかな?
ゲームでの課題改善のために、トレーニング2→トレーニング1→ウォーミングアップと逆算してトレーニングをプランニングしていく。そのプランニングがうまくいくと、子どものプレーに変容が見られる。コーチングっておもしろい!!