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「オーガナイズ(場づくり)の大切さ」

久しぶりにキッズのトレーニングについて。

キッズのトレーニングは、鬼ごっこ、動きづくり、ボールフィーリング、ゲームを組み立てて行ってる。それぞれのトレーニングで、子どもたちにとって「お気に入り」のものがある。

例えば、いろいろな鬼ごっこをやるけど、今のブームは「川渡り鬼ごっこ」 4本の川に鬼がいるので、そこをかいくぐって渡る。鬼にタッチされたらスタートに戻る。時間内に何回渡れるかを競う鬼ごっこ。鬼役を保護者の方にしていただいてるからかもしれないけど、中には絶叫しながら走り回ってる子もいるほど。鬼の動きを見たり、仲間と協力したりしながらするので、当然サッカーの動きにつながってる。

動きづくりのお気に入りは「ボールにあたっちゃダメ」ゲーム。直径8mぐらいの円の中に入り、外から転がされたボールをよけるゲーム。ボールが1つから2つ、3つと増えてくるので、体の向きを変えながらボールや仲間の動きを見ないといけない。これも保護者の方にお手伝いしていただいて、いろいろな方向からボールが来るので、ずっと集中してないとボールのあたっちゃう。

ボールフィーリングのお気に入りは、やっぱりシュート。ドリブルでコーンをかわしてシュートしたり、前から転がって転がってくるボールをシュートしたりする。これまたGKを保護者の方にお願いするので、お父さんGKからシュートを決めようと意欲満々。

そして最後にゲーム。ここでは年長・年中さんと年少さんに分けてる。年長・年中さんは普通のゲームだけど、年少さんはゴールを4つ作って、ピッチ内にたくさんボールを入れ、とにかくゴールにシュートするというゲーム。仲間からボールを奪ってもいいんだけど、ボールがたくさんあるのであまりそんな現象は見られない。とにかく近くにあるボールをゴールに向けてシュートする。

7/20のトレーニングでは、いつも来てくれている年長・年中さんがあまりいなかったので、いつも年少さんがやってるゲームをしてみた。いつもはコーンゴール4つだけど、今回はゴール(ネット付き)2つとコーンゴール2つ。ゴールにはお父さんGKつき。様子を見てると・・・、子どもたちは楽しそうにバンバン、シュートを打ってる。でもよく見ると、コーンゴールを狙う子はほとんどいない。普通のゴールばっかり。なぜ?

お父さんGKがいるから?ネット付きのゴールだから?

キッズ年代の指導において、「オーガナイズ(場づくり)」ってやっぱり大事なんだな。同じシュート場面でも、ネットを揺らす爽快感。ハードル(今回はお父さんGK)を超えることができた達成感。そんな感覚を大切にしながらトレーニングを組み立てていかないといけない。

キッズカテゴリーのテーマは「サッカーの多様な楽しさ・喜びの体感」 子どもたちがサッカーの楽しさや喜びをたくさん感じることができるよう、トレーニング内容を工夫していこう。そのためにも美香コーチと家族会議しなきゃ!